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「スマートレジデンシャルホテル」誕生〜ビジネスとしての民泊事業を語ろう第2回 

[記事公開日]2019/11/17

このシリーズでは、民泊事業をビジネスとして語るための基礎知識を図解を踏まえて解説していく考えです。
その過程でまた新しいビジネスチャンスが見いだせるかもしれないという考えもあります。

一方で、国内では随分「民泊」が不人気でもあるという現実を危惧もしています。民泊そのものが大きな誤解や「名誉回復」がされないまま、法律ができ条例ができ、というのに来年のホテル需要の急伸を前に現実的な解が開かれずにいるということも大いに心配です。

zensでは、先月から「スマートレジデンシャルホテル」という呼称でサービスを始めています。
このご紹介を踏まえて、そもそもホテル事業の進化を振り返りながら、民泊市場にも解説を加えていきたいと考えました。

世界のホテル事業はいまどう動いているのか?


まず、視野を広くグロバールマーケットから確認していきましょう。なぜなら、「民泊」市場とはそもそも世界中をその市場と想定しているビジネスでもあるからです。

世界のホテル業界は、1990年代から合併統合によるチェーン化が進められてきているのをご存知でしょうか。例えば、米国のホテル企業「マリオット」は、リッツカールトンやスターウッドなど同業のホテルチェーンを次々と買収し、傘下のホテル数は世界で5500件、客室数が110万室の世界最大のホテルチェーンとなっています。

その背景はと言うと、インターネットでホテル予約が多くのホテルを串刺して可能になったこと、付加価値サービスが求められ中小のホテルが単独で集客をするよりも、「群」として共通化したほうが効率的・収益性が上がるからにほかなりません。

がしかし、その弊害もすでに多くの口コミサイトなどで言及され、一部深刻な影響も現れましたが、「旅行時の感動が薄れた」という言葉に集約されます。どこのホテルでも似たような部屋の仕様やサービス内容になってしまったことを示しています。
ホテル業にとっては、これは深刻です。

「ブティックホテル」と呼ばれる新種のホテルが誕生したのは、そうした顧客の声に答えたものでした。

アルマーニホテルなどが、代表的な例として紹介されます。アルマーニホテル・ドバイの場合には、アラブの政府系不動産開発会社「Emaar Properties(エマール・プロパティーズ)」がビジネスパートナーとなってプランニングを請け負っているそうです。

一方日本では「無印良品」が

同様の手法で、日本でも「ブティックホテル」を進めている例があります。

日本の「無印良品」ブランドを展開する株式会社良品計画。
2017年7月、中国の深セン市に「MUJI HOTEL SHENZHEN(ムジホテルシンセン)」というホテルを、「深業上城(UpperHills)」という総合商業施設内(2~6階:全79室)で開業しています。

内装には、古い家屋の柱材や壁材を利用した木の温もりが感じられる空間を作り、無印良品の家具や雑貨が備品として多数置かれており、宿泊客がその使用感を確かめられるショールームとしての役割も兼ねています。

注目すべきは、
このホテルの場合、外部の宿泊予約サイトは使わずに、自社の公式サイトのみで予約を受け付けていることです。
宿泊料金は最も安いAタイプの部屋が(26平米:ダブル)が950元~(約15,000円)、もっとも高いEタイプの部屋(51平米:ダブル)が2,500元(約40,000円)。宿泊客の中心は、中国の富裕層とのこと。

「民泊」市場からのひとつの答えとして

近年、一言で「民泊」と語っている言葉のうちにも、さまざまな事業モデルが生まれています。民泊2.0 あるいは、民泊3.0と呼称してもよいかもしれません。

グローバル市場では、「バケーションレンタル」

「バケーションレンタル」という言葉をご存知でしょうか? わかりやすい日本語で語ると、つまり「別荘」という言葉が日本語としてはしっくり来るかもしれません。長期休暇の間だけ、レンタルできる「家」ということです。欧米では、かなり一般的な言葉になっていますが、国内ではあまり使われていません。もちろん、インバウンド需要を見越して、事業的にこの「バケーションレンタル」を積極的に活用されている国内事業者の方々もいらっしゃいます。

無人ホテル(スマートホテル)が目指すもの

2013年度からの5年間で、ホテルは593軒、8万289室、宿泊特化型の簡易宿所は6891軒も増加したと言います(厚生労働省「衛生行政報告例」)。ホテル運営は、そもそも労働集約的な産業でした。フロント業務から始まって、部屋のメンテナンス、ゲストサポート、などなど。ICT、IoTの技術を背景に、その革新をしますのが「無人ホテル」という解です。著名な例としては、完全無人ではありませんが、2015年に誕生したハウステンボスが運営するロボットホテル「変なホテル」が挙げられます。フロントでロボットが対応するなど、無人化に特化した取り組みが注目を集めました。
「ハウステンボスがロボットなどの活用を始めたのは、人材不足の解消がそもそもの目的」と語られていました。

スマートレジデンシャルホテル誕生

「行くのではなく、暮らすのです(Don’t Go There. Live there.)」
というキャッチコピーを2016年にairbnbが発表していました。
宿泊そのものよりも「顧客体験」を重視する、というのは事業当初から語られていたことです。

安全でラグジュアリーな「経験」
それが、zensが提供するサービスの基本でした。
典型的なホテルではなく素晴らしいホテルの一貫性とサービスを重視し、さらに「家」のように感じられる空間に滞在する温もりと快適さ、そしてその最高の「家」から最適な「経験」を提案すること。

もちろん、滞在するだけでないことを前提に、すべての空間を設計し装備しました。部屋以上の部屋。 快適なベッド、素敵なリネン、柔らかいタオル、厳選されたアメニティと必需品。屋内でのエンターテイメント性も忘れていません。

「スマートレジデンシャルホテル」は、日本の文化的雰囲気を反映することを意図してアートと高品位の家具でカスタマイズされています。 そして、無人運営をしていますが、ICTを活用し、必要な場合は迅速なサポートを約束します。

zens にお任せください。
5年で400物件以上の運用実績
スマートレジデンシャルホテル事業の企画から許認可取得。
内装、運営代行までワンストップサービスをご提供します。
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(東京オリンピック以降は全国対応)
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