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ゆるやかな起業の勃興と民泊トレンド

[記事公開日]2019/09/26

実は、最近は「起業」ブームなのだそうです。起業ブームと呼ばれる時期は日本でも何度もあって、そのはじまりは明治維新後の繊維や鉄鋼などを中心にした創業期。その次に来るのは、戦後の復興を伴う「第2の創業」、ホンダやソニーはこの時期に誕生しました。その後日本は高度経済成長を続けます。70年代に最初のベンチャーブームがやってきます。つい最近話題になったキーエンスはこの時設立されたハイテクベンチャーです。80年代前半に第2次ベンチャーブームがありますが、この頃から産業構造の転換や規制緩和が語られるようになり、サービス業のベンチャーが生まれます。ソフトバンクの創業もこの頃。H.I.SやTSUTAYAもこの時期に誕生した企業です。95年以降に、第3次ベンチャーブームがやってきます。この直前にはバブル経済の崩壊という荒波を経験しており、政府がベンチャー育成に力を入れるようになったという事情が現在まで続いています。

さて、いま令和元年、第4次ベンチャーブームなのだそうです。

スモールビジネスとゆるやかな起業


少し前までと違って、大きく違いが語られているのは、「スモールビジネス」を志向する起業が増えているということです。
インターネットがまだ普及していなかった1990年代以前と比べると、現在は個人がローリスクで起業できる選択肢が実に多方面に広がっているわけです。したがって、「起業」という言葉の定義もかつてとは大きく変わっています。

日本政策金融公庫が毎年行っている『起業と起業意識に関する調査』の2019年版では、「ゆるやかな起業者」という新たな属性について項目が設けられています。「ゆるやかな起業者」とは、自宅で一人でもできるビジネスを行ない、ひとまず月商で20万円前後を稼ぐことを目標としている、とおおまかな定義ができそうです。事業に費やす時間は、1週間あたり30時間未満と答える層がなんと6割おり、サラリーマンの副業であったりパートの代わりとして主婦が手掛けるケースも増えているそうです。

ゆるやかな起業者の特徴

平均月商:月20万円未満の割合が52.3%
事業規模:1人で行う事業の割合が74.8%
起業資金:無資金が28.1%、10万円未満が13.9%
仕事時間:1週間あたり30時間未満の割合が57.7%
仕事場所:自宅で行う割合が75.5%

参照:ゆるやかな起業の実態と課題(日本政策金融公庫)

ゆるやかな起業者の大半は、ネット上で行なえる事業を手掛けています。オークションやマーケットプレイスでの物販、ブログや動画で広告収入を稼ぐこと、Web制作やライターなど専門スキルを活かしたフリーランスの仕事、さらに最近では、軽貨物車や自転車による宅配の仕事も、モバイルアプリで行えるようになっていますよね(例えば、uber eats。首都圏在住者に限ればもうずいぶん多くの方々が経験者になっているようです)。この分野の雄は、言うまでもなく Youtuber と呼ばれる一握りの成功者たちなのでしょう。あるいは、アフィリエイト長者たちかもしれません。

いずれにしても、そこに共通するのは、彼らの仕事を仲介をするのはそれぞれのプラットフォームであるということです。民泊もそのように多くの利用者が生まれ、民泊新法の施行をきっかけに撤退が増え、今に至ります。民泊の場合は、もちろん、Airbnb(エアビー)というプラットフォームの誕生と人気がその根拠となりました。

ここでは改めて、スモールビジネスとしての民泊について、いくつかポイントをあげておきます。

スモールビジネスとして、民泊を検討する

ビジネスの肝は、以下の3つです。

  • 1.顧客がいること
  • 2.商品・サービスがあること
  • 3.商品・サービスを売る場所があること

この3つが揃ってこそ、ビジネスが成り立つ、というような話は起業本には嫌となるほど書かれているはず。

その視点から、民泊ビジネスを検討してみましょう。

1と3については、まさにAirbnbやBooking.comなどのプラットフォームが人気で活発に使われています。

となると、2の民泊サービスそのもの、つまりは物件があるか、ということに尽きます。

次に、スモールビジネスとしての要素を考えてみると、
不動産とは言え、持ち家などを利用することになれば、初期投資金額が驚くほど少なくすみ、そもそもその需要はかなり見込みがあるという、好条件でスタートをきることができると言えます。
だからこそ、新報施行以前は民泊を副業として取り組む人たちが増えた理由でもありました。

「民泊」で大事なこと、を改めて

とは言っても、自宅の一室を利用して始めるにしても、多少の備品の購入や、許可の申請に必要な書類の手配が必要です。
また、実際に利用者を募るとすると、物件ごとの「差別化」ということは重要です。
装飾備品には、こだわりのあるものを置くことであったり、インテリアなどに投資をするとキリがなくなってしまいます。
ただし、集客そのものもノウハウでもあります。
写真の撮り方や、立地条件によってのアピール方法など、集客のためばかりでなく、あくまで使っていただくユーザー目線でのサービスの徹底がとても大切となります。

また、運用という観点から、清掃がいかに重要であるか、ということも大事なポイントであることを伝えておきます。

ちなみに、上記項目の徹底をすることで、zensは高得点レビューを維持してきました。

週末起業という言葉がひと昔前に流行りましたけど、民泊ビジネスは週末起業にも向いています。実際に、副業オーナーもいらっしゃいます。

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