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「町家ホテル福音」のお披露目会が開催されました

[記事公開日]2017/10/14
[最終更新日]

2017年、夏。京都一便利な場所ともいわれる烏丸御池駅(市営地下鉄)から徒歩5分ほどの場所、中京区西六角町の路地奥に、風情ある町家が4棟建ち並ぶエリアがあります。
7月某日、そこで高級町家ホテルがオープンするということで、豪華なお披露目会が行なわれました。

町家ホテル福音 内覧パーティー 7/27(木) 15:00~17:00

綺麗な庭部分が、日本家屋の奥ゆかしさを助長する
(綺麗な庭部分が、日本家屋の奥ゆかしさを助長する)

京都の西六角町といえば、美味しいおばんざいの店や、和雑貨屋さんなどがある人気のエリアです。そこに「町家ホテル福音」という高級町家が4棟オープンするということで、今春、Zensはそのホテルのオペレーションを任されることになりました。

この町家は、京都の町家再生において権威のある魚谷一級建築士によって設計されたものです。その素敵な町家のオープンに際して、近隣にお住まいの町内の方々を中心に、オーナー様のお知り合いやご友人、Zensとつながりのある方々を招待して、お披露目会が実施されました。

当日は、総勢で約40人の方々が訪れていました。中でも多かったのは、町内の方々です。京都の方たちは、一つひとつの町ごとに古くからの横のつながりを大切にされており、京都の歴史を感じた日でもありました。

町内の皆さまを招いて。盛況な当日の様子は


(町家の隣に面している料亭「瓢樹」のオードブルやオーナー様からの北海道土産たち)

このお披露目会のために、色とりどりのお料理が並んだオードブルをご用意してくださったのは、お隣にある料亭「瓢樹」さんです。また、オーナー様からの北海道土産である定番のお菓子や、この和食にぴったりなクラフトビール「KAGUA」も振る舞われていました。

お披露目会は、終始和やかな雰囲気に包まれていて、お越しになられた皆さんが口を揃えて「素敵な場所やわぁ」と笑顔でおっしゃっていたのが印象的でした。この町家の近くにお住いのご婦人は、「昔は周辺が少し暗かったが、ここができてえらい良くなったわ」と話していました。

町内の方々のあたたかい声を聞くと、この町がどんどん良い方向に変わっていく、その一助となれることに喜びを感じました。

市域の活性化を使命に、改めて感じたこと

2016年に行なわれた京都市の観光総合調査では、いまや修学旅行生とほぼ同じ規模の約110万人が無許可の違法民泊を利用しているとの結果が出ています。そうしたグレー、ブラックな民泊営業が近隣住民とのトラブルや、訪日外国人との無用な軋轢を生んでいます。

今回のように、旅館業法にのっとり、オーナー様と協力しながら近隣のみなさんにも「愛される」宿泊施設を運営していくことで、Zensのミッションである「日本の魅力を再構築し、日本と世界の繋がりを増やしていく」を胸を張って実践できるのだと改めて感じられました。

インバウンドビジネスや地方創生を行ううえで、やはり自分たちが儲けられればいいという考えは脇に置き、周りの地域をも巻き込んで、より盛り上げていく必要があると考えられます。

着付けを生業とされている方々や、料亭など、この町にあるたくさんのリソースを活かせるようなオペレーションをZensとしては心がけたいです。


(アンティーク調の家具を見学し、談笑されている様子)

町家ホテル福音のこだわりの4棟をご紹介

ちなみに、この町家ホテル福音はオーナー様のこだわりで4棟それぞれに楽器の名が付けられています。


A棟:三弦(さんげん)


B棟:琴箏(きんそう)


C棟:胡弓(こきゅう)


D棟:琵琶(びわ)

このように、それぞれの部屋には、施設の名称となっている楽器が実際に飾られています。


また、各部屋には庭や檜風呂が備え付けられていて、「住み着きたくなるようなかっこいい仕上がりやな」と、町内の方々も含め、多くの来場者たちが感動していました。

それに各部屋のこだわりといえば、やはり吹き抜けです。これによって、部屋全体に開放感が生まれます。採光も抜群で、とても広々とした空間を楽しむことができます。


(2階の寝室からリビングルームが見下ろせる仕様)

他にも、小物などのディテールにとてもこだわっている物件です。


(琴箏の玄関に、凛と佇む一輪差し)  


(書家の造った作品たちが各部屋に)

そして、今回の内覧会において、一つ感動的な出来事がありました。このホテルの施工を担当された工務店の「亀匠」さんが、向かいにお住まいの方から花束を贈呈されました。


(花束をもらって笑顔の「亀匠」の大亀さん)

今回、町家ホテル福音の施工を担った工務店「亀匠」の大亀さんによると、工事が完了して近隣住民から花束を貰うなんてことは、めったにないことらしいです。

最後に、オーナー様からいただいたコメントをご紹介します

「築100年以上経ち、朽ちていく長屋を購入し、ホテルに改築しました。
日本でもやっと古き良きものの価値が見出されるような時代になり、このような形で日本文化の保全に貢献できることを大変嬉しく思っています。
ゲストの皆様には、Zens様のフレンドリーで温かいサービスを受け、より深く日本文化を体験し、町家ホテル福音に泊まったことが、旅の思い出の一部になることを願っています。」

オーナー様がおっしゃったように、Zensとしても、このような形で、日本文化の保全に携われる喜びを噛みしめて、運営させていただきたいと思っています。

また、この高級町家を皮切りに、京都の市場を開拓し、高いクオリティを持ったコンセプトホテルを増やしていきたいです。

京都において、「ただ泊まる場所」を提供するだけの時代は既に終わりつつあるのではないでしょうか。

*各部屋のリスティングページはこちらから。
三弦:https://www.airbnb.jp/rooms/19703709
琴箏:https://www.airbnb.jp/rooms/19723977
胡弓:https://www.airbnb.jp/rooms/19704091
琵琶:https://www.airbnb.jp/rooms/19683619

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